元旦に父親を思い出す

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明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

今井です。

年末からたくさん本を読んでいます。

たまたま、家族を看取ることに関わる本が
3冊ありました。

猪瀬直樹さんの
『さようならと言ってなかった』

眉村卓さんの
『ボクと妻の1778話』
(メモリアルセレクション52)

志賀貢さんの
『臨終の七不思議』

です。

それで父親の事を思い出しました。

死んでから9年ぐらいになります。

けっこう偏屈な人間で、
折れないところは折れない。

頑固で融通の利かないタイプでしたが、
周りのサポートもあって、
兄弟で印刷業をなんとかやってました。

小さなトラブルはいろいろありましたが、
幸い大きなのはなかったですね。

父は脳梗塞で病院に運ばれたのですが、
延命治療はきっぱりと断りました。

「そんなんもうええ」

と。

入院して6か月で息を引き取ったので、
あまり家族に迷惑もかけませんでした。

ボクが見舞いに行くと、
いちおう少しだけ話しますが、
すぐに眠ります。

ふと目が覚めてまだボクが居ると、

「仕事はええんか?ちゃんと仕事せえよ」

と、すこし怒ったような言い方をします。

亡くなる2日ぐらい前に帰省した時は、
少し持ち直してました。

母が言うには、
ちょっと苦しそうで「ハアハア」と
息をしてる時もあったと。

戻ってすぐ亡くなったという連絡を受け、
その日の夕方にまた大阪に帰りました。

母が言うには、

「病院の人が、お父さんは
『眠るようにすーっと息を引き取った』
と言ってたよ」

とのこと。

嬉しそうな良い方でした。

ええっ?
この人単純!

そりゃ、誰にでもそう言うでしょ。

「苦しそうでしたよ」
なんて言わんでしょ(笑)

本当かなぁ。

「ハアハア」と苦しそうにして、
死んでいったのではないか?

と、疑問に思いました。

「眠るように息を引き取った」
と単純に信じられる人が羨ましい。

それでちょっとイメージしてみました。

父との会話です。

「お父さん、死ぬ時どうやったん?
苦しくなかった?」

「アホか!
ちょっとぐらい苦しいに決まってるやろ!
そんなことイチイチどうでもええから、
ちゃんと仕事せんか!」

そんなこと言いそうです。

2018年もしっかり仕事します。

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