竜馬とオランダ語の先生

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こんにちは、今井です。

 

『竜馬がゆく』

という司馬遼太郎の小説の中で、
面白いエピソードがあります。

竜馬は江戸に出て剣術を学びますが、

「これからの時代は剣術だけではだめだ」

ということに気づき、
土佐に戻ってから学問を学び始めます。

あの時代に必要なことを学ぼうと
するわけですが、、、

その1つが「オランダ語」でした。

「蘭学」ってやつですね。

竜馬は蘭学の授業に出るのですが、
オランダ語の単語や文法などは
適当にしかやりません。

しかし、ある日、
先生が和訳を解説していると、

「その訳は間違ってます」
(間違うちょります)

と竜馬が言ったそうです。

講義をしていた先生は、

「ぜんぜん勉強しない奴が偉そうに何を!」

と一瞬腹を立てたのですが、、、

実際、竜馬の言う通りでした。

細かいところはさておき、
大事な要点は理解しているわけです。

本人に会ったことがないので、
本当かどうか分かりませんが、

小説の中の坂本竜馬は、
本当に豪快で清々しい人物ですね。

枝葉末節には目もくれず、
重要な本質を見抜き、
無駄のない仕事をします。

「今、大事なのは、
本当に大切なのは、
本質は、、、

欧米列強から日本を守ることだ!!」

「何が問題なのか?
一番の危機はなにか?

各藩がいがみあって、
日本人どうしで戦うことを
やめさせなければ!!」

「そのためには、、、
何をすればいいか?

誰と誰をつなげばいいか?」

と、常に本質を考えていたのでしょう。

竜馬が実際に大きな仕事をするのは、
幕末の最後の方だけなのだそうです。

しかし、その働きが日本の歴史に
大きな影響を与えました。

もし竜馬がいなければ、
日本は植民地になっていたかも
知れませんからね。

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