帰宅困難地域に行ってきました。

こんにちは、今井です。

 

昨日から仙台に来てます。
これから青森です。

仙台は新幹線だと東京から約100分。

でも、昨日は朝7時台に出発しました。



というのも、

「福島県の現状をぜひ見て欲しい」

というリクエストを塾生のお一人から
頂いたからです。


「こういうことでもないと行かないかな」
と思ったので、早起きして行きました。


特急ひたち3号に乗っていわき駅、
乗り換えて富岡に到着しました。

常磐線はそこから電車が止まっています。


帰宅困難地域になっていて、
富岡駅から浪江駅の間は代行バスが
走っています。

富岡駅で20分ほど待って、
この代行バスに乗りました。


「窓を開けないように」
というアナウンスとともに、
バスが出発しました。



すぐに「帰宅困難地域」と表示された
看板が数多く見えてきました。

道路の舗装は綺麗です。
トラックなどもたくさん走っていました。

山添を走っているので、
右側はほとんど木々に囲まれてました。

左側の多くの部分も木が繁っていて、
なにも見えないところが多かったです。


道沿いの所々に建物がありましたが、
誰も住んでいないのでぼろぼろになって
いました。

畑があったのかなと思うところも、
雑草が生い茂っていました。



とにかく、、、

そんな風景が延々と続きます。




実感したのは、帰宅困難地域が広い!
ということです。

本当に広い。



こんな広い土地が誰も住めない場所に
なっているのかと思うと何とも言えません。



帰宅困難地域の指定が解除されても、
若い人は戻ってこないそうです。

すでに別の場所で生活や仕事が
ありますからね。


なので、

「別の場所に住めばいいじゃん」

と思う人も少なくないと思います。



しかし、年配の方々の感覚が違います。

その土地や家に思い入れがあります。




ボクは、今住んでいる場所には、
あまり思い入れはありません。

もっと言うとモノにはそれほど
執着はありません。

そんな価値観の人も増えてきたと思います。



なので、年配の方々の気持ちを
どう理解すればいいのだろうと、
いろいろ考えていました。



例えば、、、

もし、自分の出した本が
発行禁止になったら、、、
めちゃショックだと思います。


大事に書いて作り上げてきた
ものなのに。。。


自分が何年もやってきたことを
すべて否定された気分です。


ちょっと違うとは思いますが、
たぶん、そういうショックなんだろうな
と自分に置き換えたりしてました。



いろんなことを考えていても、
バスはまだまだ走り続けます。


そしてようやく浪江駅へ。




浪江からまた電車にのって、
14時過ぎに仙台に到着しました。


そして牛タン定食を食べました。

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