羽生くんの脳震盪の件

20150107

こんにちは、今井です。

さて、、、

スケートの羽生結弦選手は、2014年、
流血しながらGPファイナルに出場しました。

直前練習で他の選手と衝突し、
一時、リンクの上で起き上がれない
状態だったのにです。

 

その姿がものすごい感動的で、

「すごい!」
「感動した!」

というメッセージが、
ソーシャルメディアで数多くありました。

テレビでも感動の姿を伝えていました。

(↑これ、第1段階)

 

 

 

しかし、次の日ぐらいから、

「脳震盪の可能性が高い」
「あんな状態で滑るのは危険だ」
「周りが止めるべきだ」

という批判的な意見が増えて来ます。

マスコミの論調も変わって来ました。

(↑これが第2段階)

 

 

ボクも、その時は感動してたのですが、
「た、確かに止めた方が良かったかも…」
と思うようになりました。

それが11月ごろの話しです。

 

 

そして年末。

「Number」と言う雑誌の表紙が
羽生選手だったのでなんとなく買いました。

そこには、羽生選手のインタビューで、

「脳震盪じゃない」という医師の診断
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
だったので出場した。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
と書かれてありました。

(「心配かけて申し訳ない」
というコメントつきです)

 

ちゃんと脳震盪じゃないと
診断されて出場してたわけです。

 

検索してみたら、11月の早い時期に
そんな記事もありました。

(↑これが第3段階)

 

 

なにが言いたいかと言うと、、、

 

やっぱり、

表面的な情報では本当かどうか分からない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ということですよね。

 

 

ソーシャルメディアで拡散されやすいのは、
事実そのものではなく、

ショッキングな記事
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
です。

感情を揺さぶられる記事です。

 

「羽生くん!感動!!」

もそうだし、

「危険!死んだらどうする!」

もそうです。

 

一方で、「脳震盪じゃなかった」
というのはあんまり盛り上がりません。

 

「羽生くんは、『脳震盪じゃない』と
スケート連盟に言わされてる」

という記事の方が、盛り上がると思います。

 

とにかく、、、

 

事実かどうかは、
ネットやマスコミだけでは分かりません。

この話題だけでも、二転三転してます。

フィギアだけに4回転ぐらい行きそうです。

 

ネット上の記事が「これが事実」と
シェアされることもよくありますが、
事実か分からないものも多いです。

そういう記事があるだけです。

 

大事なのは、

判断を保留する能力
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ですよね。

 

「どっちか決めないとイヤ!」

だと、情報に右往左往する人生になるので。

 

どっちでも良い事は多いです。

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