こんにちは、今井です。
平野啓一郎さんの
『自由のこれから』
という本を読んでいる途中です。
「自由」にもいろいろあって面白いな、
と思いました。
例えば、LINEなどのメッセンジャーアプリ
が発達して、人々は距離から自由になり、
いつでもどこでもやり取りができます。
しかし、人間関係に束縛されてしまう
人も出てくるわけです。
「LINEは午後9時まで」
という規則ができたおかげで、
中高生がLINEから解放され自由になった
というようなこともあるそうです。
規制してもらうことで自由を得る、
ということもあるわけです。
逆に言えば、自由だからこそ
「選択の義務」が自分に降りかかる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
わけです。
職業選択の自由がある半面で、
就職活動でヘトヘトになる人も出てきます。
Facebookは自由に書き込めるし、
写真や動画もアップできます。
でも「やらなきゃ」と思うとしんどいです。
映画はネットでいつでも見れます。
テレビも全録できます。
それで圧倒されてしまう人もいるでしょう。
口コミサイトにはたくさんのレストランの
情報が掲載されています。
「まだ行ってないお店ばかり」と思う人も。
いろんなチョイスが自由になって、
なんでも選べるようになって、
その中から選ぶストレスにさらされて
いるわけです。
選ぶとは、他を捨てることです。
以前なら最初から捨てられていた
選択肢が選べてしまいます。
自分がどれかを捨てなければなりません。
人生における決断の数が、
圧倒的に増えている時代です。
ますます、
「自分はどう生きるのか?」
という軸が重要になっています。
選択基準が定まっていると、
本当に自由になれますね。