スクープ保険

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こんにちは、今井です。

本日はフィクションです。

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「スクープ保険」

は昨今の芸能人のスクープから波及する
芸能事務所の売上喪失をカバーするために
主流になってきた。

掛け金と保険金はタレントの人気やギャラ
によって変わってくる。

また、そのタレントのキャラクターにも
大きく左右する。

清純派アイドルは掛け金が高いが、
もともと汚れたキャラの場合は安い。

支払われる金額はそのタレントが
稼いだであろう売上3年分が主流だ。

保険の更新は1年のものもあれば
3年のものもある。

更新の際に条件が交渉されるわけだ。

ここに、あるアイドルがいる。

「この子はもう売れない」
と判断した事務所社長は意図的に
スキャンダルをリークした。

彼女に恋人がいる、と。

社長は保険金を手にする予定だったが、
保険会社は支払いにストップをかけた。

保険会社の調査員Aが、
怪しさを感じて調査を開始した。

保険金は、意図的にリークされた場合は
下りないことになっているのだ。

実際、彼女には本当の恋人がいた。

そして、ニュースを真に受けて、
彼女の元から去っていった。

彼女は彼を取り戻すために、
本当のことをマスコミに伝えようとする。

しかし、社長は自分のリークが
ばれないように工作をする。

彼女の発言は、すべて事務所の思惑どおりに
加工されて発信されてしまう。

彼女にかけた保険金を巡って、
事務所の社長、恋人、保険調査員A、
そして雑誌記者の思惑が錯綜する。

そこに現れる謎の弁護士。

彼は元役者だというのだが、、、、。

・・・・・・

「という話なんですがね。
どうでしょうか?」

新人のライターは無精ひげを時おりなでながら
相手の顔色を伺った。

「どうだろうなぁ。
最近、マスコミ批判ネタのドラマが
増えたからなぁ。
まぁ、一応持ってっとくわ」

「ありがとうございます。
他にも持ってきました。

5年前からAIだった司会者。
活舌が悪くなったのは、
入れ歯のせいではなかった。
プロデューサーは、、、」

「それボツ」

<おしまい>

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