21世紀の資本

20150105

こんにちは、今井です。

「21世紀の資本」と言う本が
ベストセラーになっていたので
読んでみました。
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4622078767/carriageway-22

 

簡単に言えば、資本家と労働者の格差は
どんどん広がりますよ、という話です。
(たぶん)

・・・

 

今日は、この本の内容ではなく、
「格差」について思うことを少々。

 

 

今の時代は、食べものも余ってるし、
モノも溢れてます。

家電、PC、インターネット、スマホ、
コンビニ、などなど、、、

20年前よりも快適に、効率的に暮らせる
環境は整っています。

世の中の富の総量は、
どんどん増えています。

 

しかし、、、

サラリーマンの平均年収は
数字で見ると下がっています。

 

なぜか?

価値は「相対的」だから
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ですよね。

 

同じ仕事をもっと早くやる機械があれば、
その仕事の価値は相対的に下がります。

同じ仕事をもっと安くやる人がいれば、
その仕事の価値は相対的に下がります。

 

富はまんべんなく行きわたるのではなく、
高い価値を提供する人に多く行きます。

誰でも、同じものならスーパーで安く
売っている方を買おうとしますからね。

 

30年前なら、専門的な教育がなくても
そこそこの給料があったのに、
今は仕事も少ないという状況です。

(その分、安く生活できるように
なっているとは思いますが)

 

 

「お金持ちから再配分すべき」

という意見もあるし、

「そりゃ、自己責任だ」
「そんな事したら働く意欲がなくなる」

という意見もあります。

 

いろいろ議論がありますが、

お金を持っている人も、
搾取しようと思っているわけではなく、
どうにかしたいと思っています。

ある程度の人望や人格があったからこそ
富を築き上げてきたわけですから、
格差についての問題意識もあります。

 

できれば、自分のお金を使ってあげたい。

価値があると思ったことには、
お金を出す気はあります。

震災の時に多額の寄付をしていた人が
多くいたのはそういうことだと思います。

 

でも、タダでお金をあげるのはイヤだし、
人をダメにすると分かっています。

仕事をしてもらってお金を払うのが
一番良いわけです。

 

 

とはいえ、、、

堂々巡りですが、
仕事の価値が相対的に下がってます。

マクロでお金を行きわたらせることは、
そんなに簡単ではありません。

 

ミクロで考えると、
お金持ちがお金を使いたくなるような
ビジネスを考えよう、ということですかね。

これだと結局は自己責任ですけどね。

 

あなたはどう思いますか?