ダメ社員時代の話し(10)

スライド1

こんにちは、今井です。

このところ、私の会社員時代の体験記
を書いております。

第1話:
http://carriageway.jp/blog/2016/07/3145/
第2話:
http://carriageway.jp/blog/2016/07/3148/
第3話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3152/
第4話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3155/
第5話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3158/
第6話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3162/
第7話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3165/
第8話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3169/
第9話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3172/

今回は10話目です。

・・・

どんなに失敗しても、最悪のケースは

「部長に怒られることだけ」

と気づき、新規事業にビビらずに
やれるようになってきました。

この頃、特に良い経験をさせてもらった
と思う事が3つあります。

1つは、「自分で決める」と言う事です。

平社員の私が担ったのは小さなチームです。

それでもリーダーには変わりありません。

いろんな事を決める必要があります。

「あれはどうしますか?」
「いつにしますか?」
「A案とB案はどちらにしますか?」

などなど、メンバーが最終判断を
求めて来ます。

上司や先輩たちに相談しても、
「それは、リーダーが決めることでしょ」
と、言うだけ。

しかたないので、恐る恐るいろんな判断を
するようになりました。

面白いもので、

どっちに決めても大した問題が起きない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ということに気づきました。

謝った判断とか、取り返しのつかない決断
みたいなものはありせん。

「どっちでも良いから誰か決めて」
と言うだけのことなのです。

もちろん、予算や人に関わることは、
上司の判断が必要です。

でも、上司がOKするであろうポイントが
だんだんと分かって来ました。

最後は、出先の打合せで決めてしまって、
上司には事後報告ということがほとんどに
なって来ました。

上司も忙しくてオフィスにいないので、

「判子を押しときますね」

と、携帯で連絡して、
机から上司の日付印を取り出して、
稟議書類に押印していました。

問題は起こりませんでした。

決めることに慣れたら、
仕事のスピードが加速しました。

2つ目は、「客観的に見る」と言う事です。

上司とチームメンバーとの板挟みになって、
両方の気持ちがリアルタイムで実感できた
ことは貴重な体験でした。

急に上司からメールが来て、

「ええ~っ!今、それを言うか」

と、不平の返事を書こうと思った時、

ふと、メンバーから同じ反応をされた
ことに気づいたりしました。

「あの時は、全体の状況からしたら、
しかたなかったよな。

メンバーも自分の担当だけじゃなくて、
チーム全体を見てくれたらいいのに。

そっか、上司もなんかあったのかな」

と言う風に考えられるようになりました。

上からも下からもいろいろ言われて、
それぞれの気持ちが理解できました。

物事を決めつけず、鵜呑みにせず、
相手の立場だったらどうだろう?と、
客観的に見れるようになりました。

いちいちイライラしたりする事が、
どんどん減って来ました。

長くなったので、3つ目は次回に。

(つづく)