こんにちは、今井です。
このところ、私の会社員時代の体験記
を書いております。
第1話:
http://carriageway.jp/blog/
第2話:
http://carriageway.jp/blog/
第3話:
http://carriageway.jp/blog/
第4話:
http://carriageway.jp/blog/
第5話:
http://carriageway.jp/blog/
第6話:
http://carriageway.jp/blog/
第7話:
http://carriageway.jp/blog/
第8話:
http://carriageway.jp/blog/
第9話:
http://carriageway.jp/blog/
今回は10話目です。
・・・
どんなに失敗しても、最悪のケースは
「部長に怒られることだけ」
と気づき、新規事業にビビらずに
やれるようになってきました。
この頃、特に良い経験をさせてもらった
と思う事が3つあります。
1つは、「自分で決める」と言う事です。
平社員の私が担ったのは小さなチームです。
それでもリーダーには変わりありません。
いろんな事を決める必要があります。
「あれはどうしますか?」
「いつにしますか?」
「A案とB案はどちらにしますか?」
などなど、メンバーが最終判断を
求めて来ます。
上司や先輩たちに相談しても、
「それは、リーダーが決めることでしょ」
と、言うだけ。
しかたないので、恐る恐るいろんな判断を
するようになりました。
面白いもので、
どっちに決めても大した問題が起きない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ということに気づきました。
謝った判断とか、取り返しのつかない決断
みたいなものはありせん。
「どっちでも良いから誰か決めて」
と言うだけのことなのです。
もちろん、予算や人に関わることは、
上司の判断が必要です。
でも、上司がOKするであろうポイントが
だんだんと分かって来ました。
最後は、出先の打合せで決めてしまって、
上司には事後報告ということがほとんどに
なって来ました。
上司も忙しくてオフィスにいないので、
「判子を押しときますね」
と、携帯で連絡して、
机から上司の日付印を取り出して、
稟議書類に押印していました。
問題は起こりませんでした。
決めることに慣れたら、
仕事のスピードが加速しました。
2つ目は、「客観的に見る」と言う事です。
上司とチームメンバーとの板挟みになって、
両方の気持ちがリアルタイムで実感できた
ことは貴重な体験でした。
急に上司からメールが来て、
「ええ~っ!今、それを言うか」
と、不平の返事を書こうと思った時、
ふと、メンバーから同じ反応をされた
ことに気づいたりしました。
「あの時は、全体の状況からしたら、
しかたなかったよな。
メンバーも自分の担当だけじゃなくて、
チーム全体を見てくれたらいいのに。
そっか、上司もなんかあったのかな」
と言う風に考えられるようになりました。
上からも下からもいろいろ言われて、
それぞれの気持ちが理解できました。
物事を決めつけず、鵜呑みにせず、
相手の立場だったらどうだろう?と、
客観的に見れるようになりました。
いちいちイライラしたりする事が、
どんどん減って来ました。
長くなったので、3つ目は次回に。
(つづく)