ダメ社員時代の話し(13)

スライド1

 

こんにちは、今井です。

このところ、私の会社員時代の体験記
を書いております。

第1話:
http://carriageway.jp/blog/2016/07/3145/
第2話:
http://carriageway.jp/blog/2016/07/3148/
第3話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3152/
第4話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3155/
第5話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3158/
第6話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3162/
第7話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3165/
第8話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3169/
第9話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3172/
第10話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3176/
第11話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3180/
第12話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3183/

今回は13話目です。

・・・

商品を初受注して喜びもつかの間、
地獄の日々が始まりました。

ただ売るだけではなく、
客先でのシステム開発に入ることに
なってしまったのです。

理想のビジネスモデルとしては、
パッケージ商品の売り切りで、
利益率は高いし保守費ももらえるしと、
ウハウハなことを考えていました。

しかし、最初から完璧な商品はできません。

作った関係者がシステム開発に入らないと、
何も分からないという状況でした。

私はその部分のチームリーダーとして
プロジェクトに入ることになりました。

システム開発未経験で、
いきなりリーダーです。

新人で学びながらなら良いのですが、
いきなりリーダーはキツかったです。

ここでもまた、

「変なことを言ってはいけない」
「バカにされてはいけない」

という気持ちが強くなって、
相当のストレスでした。

しかし、早い段階で、

「今井くんは素人なんだね」

ということがバレてしまいました。

それで吹っ切れました。

納期は短いし予算は限られているし、
カッコつけている場合ではありません。

一度恥をかいたので、あと何度でも
同じだと割り切れました。

「そんなことも知らないのか」
という反応も気にせず、
いろんなチームの人に教えてもらいながら、
なんとか毎日やりくりしてました。

SEが足りない、来なくなる、
試験用マシンが足りない、
根本的バグが見つかった、
完全にスケジュールが押している、
予算が足りない、
毎日終電、
メンバーがとことん疲弊している、
チームリーダーどうしの仲が悪い、
etc.

本当にシステム開発の現場は悲惨です。

現場への通勤時間は2時間で、
まさに体力の限界でした。

一番の苦しみは、
問題が収束しないということでした。

毎日のようにトラブルが発生します。

課題管理表の項目が増えて行って、
なかなか減りませんでした。

とにかく1つずつ問題をつぶす、
という日々を耐えていました。

失敗を恐れている時間も、
恥をかきたくないと躊躇する時間も
ありませんでした。

それが私の成長にとっては
良かったのかもしれません。

計画を大幅にオーバーして、
ようやく最終のテストにまで
たどり着きました。

(つづく)