もう時効なんで告白しますが・・・

スライド1

 

 

こんにちは、今井です。

10年以上前のことなので、
もう時効なのですが・・・

IT企業時代の話しです。

あるお客様のシステム開発の
プロジェクトで

「全体の進捗会議が2つある」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
という話を聞きました。

1つはお客様の役員レベルが参加する、
正式な進捗報告会議。

もう1つは、本当の進み具合を管理する、
「裏」の進捗報告会議です。

正式な会議では必ず

「計画通りに進んでおります」

という報告しかなされません。

「こんなん意味ないやん。。。」

と、誰もが思っています。

(お客様の担当役員以外は)

なぜ、こんな事になったのか、
ボクは経緯を知らないのですが、

担当役員が、少しでも進捗遅れがあると、
猛烈に怒る人だったのかも知れません。

だからと言って、良い事ばかり報告して
終わりにはできません。

進捗報告会議というのは、

進み具合をチェックして手を打つ場
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
です。

「遅れている人を糾弾する場」
ではありません。

現状を正しく把握することで、
適切な対策が打てるわけです。

一担当者では如何ともしがたい事も、
権限を持つ人、知恵を持つ人によって、
解決したりします。

多くは遅れている仕事に人を増やすなど、
リソース配分を変えて対応するわけです。

最悪の場合は、予算を持つ人に相談し、
納期延長や追加予算を承認してもらいます。

なので、、、

必然的に「正常な仕組み」として
裏の進捗報告会議が立ち上がるわけです。

「無謬性」って怖いです。

(注:無謬性(むびゅうせい)
 ⇒絶対に正しいこと。
  間違いはないという前提。
  多くの場合は幻想であり、
  ウソの塗り重ねになる)

人間には「間違い」も「遅れ」も
「失敗」もつきものです。

それを表面的に否定したら、
なにかが裏で起こります。

一人の人間の中でもそうです。

表面的に「これで良いんだ」と
自分を騙していると、
潜在意識のメカニズムが作動します。

「自分は弱くて、どうしようもなくて、
スキルもなくて、人見知りで、
へたれで、意志が弱い人間だ」

と、現状認識することからスタートです。

それでようやく、

計画→行動→ チェック→改善

という成長のためのサイクルが
機能し始めます。