それって第二象限じゃね?(時間管理のマトリックス『7つの習慣』より)

こんにちは、今井です。

『7つの習慣』という有名な本の中に、

「緊急」と「重要」とで時間の使い方を分類する

「時間管理のマトリックス」の話があります。




(1)「緊急」かつ「重要」なこと。

(2)「緊急」ではないけど「重要」なこと。

(3)「緊急」だけど「重要」ではないこと。

(4)「緊急」でも「重要」でもないこと。

 

この4分類になります。

上から、

第一象限、第二象限、第三象限、第四象限

と呼びます。

 

時間管理のマトリックス(7つの習慣)

※図の出典は『7つの習慣』です。

 




本の中で説かれているのが、

「緊急」ではないけど「重要」なことから手を付けるようにしよう

というコンセプトです。




すなわち「第二象限」の項目から手を付けるという事です。

最初は緊急で重要な「第一象限」の仕事に追われていても、そのうちじっくりと「第二象限」の仕事だけをすることができるようになります。

早め早めに手を付けていると、緊急な仕事が減ってくるからです。

職種によって違いますが、理想は3週間後や3か月後の仕事を前倒しでしておくことです。


第二象限とは?


分かりやすい例だと、

旅行に行くなら1年先とか半年先に
計画しておくという感じです。

予約開始してすぐに申し込めば、
値段も安いし良いホテル、良いフライト、
良いレストランが確保できます。


直前で手配しようとすると値段も高いし
いろいろ探し回ってバタバタですからね。


なかなか第二象限に集中できない?


さて、、、

時間管理を勉強すると、
「第二象限」というのが共通言語
になってきます。


そこで相談されることが
いくつかあります。


1つ目は、

「どうしても緊急なことをやっちゃう」

という相談です。


ぜんぜん重要じゃないのに、
面白そうだから人の手伝いとかしてしまう。

ボランティアになってしまう。


「これって第三象限ですよね」

と言っていました。


でも、それって第二象限じゃないですか?



でも、よくよく聞いてみると、
本人は楽しんでいるし、
どうも長期的に見ると人脈もできるし、
良い経験だと思ってやっているみたいです。


なので、

「それって第二象限じゃないの?」
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とフィードバックしたら、

「そうかも!」と本人も納得でした。


そしたらやる気も沸いてきた感じです。



もちろん、ほんとうに付き合いで
嫌々やっていることは止めた方が
良いですので念のため。



ムダな時間(第四象限)ではなく第二象限?



あと、、、

あるあるな相談は、

「第二象限をやるために、

好きなことを我慢してます。

でも、これは精神的に無理があります!!」

というものです。




「緊急」でも「重要」でもないことは
やめようと『7つの習慣』は書かれてます。


でも、本当に好きなこともやめてしまって、
ストレス満載になるとそりゃしんどいです。


実際、ボクも映画にはいくし、
マッサージに行ったりもします。
スーパー銭湯も大好きです。


クラリネットも練習しますし、
たまに旅行にも行きます。




これらは、実は「第二象限」です。
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『7つの習慣』の中ではこれらは、

「真のレクリエーション」
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として、第二象限の中に収められています。

 

本当の第四象限とは?


「緊急」でも「重要」でもない第四象限
の時間に使い方とは、やっても虚しくなる
ような、

・つまらないテレビを見る

・惰性でポテチを完食する

・意味の薄い飲み会

などのことを意味しています。




「あー面白かった!」
「さぁ、仕事がんばろう」

と思えるような遊びもまた、
第二象限の仕事なわけです。




というわけで、、、

世の中に普及している考え方で
うまく行かないものは、

「これはおかしい!」
「ウソだ!」
「間違ってる!」

と全否定する前に、

「解釈が違うのかな?」

と疑ってみて下さいね。