ダメ社員時代の話し(5)

スライド1

こんにちは、今井です。

先週から、私の会社員時代の体験記
を書いております。

第1話:
http://carriageway.jp/blog/2016/07/3145/
第2話:
http://carriageway.jp/blog/2016/07/3148/
第3話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3152/
第4話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3155/

今回は5話目です。

・・・

入社4年目だったと思います。

部長が変わって、担当部署の体制も
いろいろと入れ替えがありました。

数か月前にプロジェクトの先が見えず、
やる気を失っていたところでした。

私は新規事業をやることになりました。

と言っても、メンバーは2人だけ。

すでにある要素技術を売れる形にして、
サービスパッケージ化するという
プロジェクトです。

端的に表現すると上記のとおりですが、
当時は何をどうすれば良いのか?
まったく見えていませんでした。

そもそもゴールも理解してなかった
と思います。

実はその頃から、セミナーと言うものに
参加するようになっていました。

コーチングなども勉強しはじめ、
起業家の人たちの集まりにも、
少しずつ顔を出すようになりました。

「こんな世界があるんだなぁ」

という新鮮な驚きがありました。

それと同時に、

「会社だけが世界じゃないんだなぁ」

という当たり前のことが腑に落ちました。

社外の人たちと交流することで、
社内を客観的に見れるように
なってきました。

狭い世界で給料や昇進などを比較して
一喜一憂するのはとてもバカらしいと、
ようやく理解できてきた頃でした。

世界はもっと広いのです。

それまでの私であれば、
未経験のプロジェクトであれば、

「失敗したらどうしよう」
と深刻になっていたと思います。

でも、その時は他にやることもないし、
とりあえずやってみようと思いました。

失うものは何もありません。

(つづく)

ダメ社員時代の話し(4)

スライド1

 

こんにちは、今井です。

先週から、私の会社員時代の体験記
を書いております。

第1話:
http://carriageway.jp/blog/2016/07/3145/
第2話:
http://carriageway.jp/blog/2016/07/3148/
第3話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3152/

・・・

入社して2年目ぐらいだったでしょうか。

「成果報酬制度」が導入されました。

ABCDの4ランクで半年ごとに評価されて、
ボーナス額が上下します。

成果を出した人が評価されるのは良い事なので、
とても良い制度だと思っていました。

「努力が報われるのだ」
と、単純に考えていました。

実際には、私はほとんどC評価でした。
プラスマイナスゼロです。

上司からは、

「これが普通だから」

と慰められました。

周りでも、あまりA評価の人は、
聞いたことがありません。

現実はこんなもんかと思っていたところに、
別の部署の同期と話す機会がありました。

彼が言うには、B評価は珍しくないとのこと。
A評価もちらほらいるそうです。

後に知ったのは、そもそも部門全体の売上
によって大まかに評価がされているという
ことでした。

どれだけあがいても、儲かっている部署に
いなければ給料は上がらないわけです。

さらに驚いたのは、残業代の違いでした。

「入社数年で、こんなにもらってるの?!」

という残業代を別部署の同期はもらって
いました。

私の給料の2倍ぐらいにはなっていたのでは
ないでしょうか。

「毎日終電だよ」

と、彼は嘆いていましたが、
私は羨ましくて羨ましくて、
しかたありませんでした。

研究で特許を申請したやつが羨ましい。

営業で活躍しているやつが羨ましい。

給料を多くもらっているやつが羨ましい。

とにかく周りとの比較ばかりでした。

羨ましいという感情は、
社内ばかりではありません。

当時の日本はITベンチャーブームで、
テレビを見れば多くのIT起業家が
取り上げられていました。

そういう映像を見れば見るほど、
羨ましいという感情が湧きあがります。

彼らは、

「インターネットと出会って、
これは世界が変わると思った」

というような事を言っていました。

私だって、大学時代にいち早く
インターネットに触れています。

でも、世の中がどう変わるかなんて
考えたこともなかったし、
自分で会社を興すという発想は
ありませんでした。

そして、IT業界といえども、
地味な開発請負の会社にいました。

ここにいては、20年経っても、
30年経っても人生は変わりません。

頑張っても頑張っても、
未来はほとんど決まっています。

ITベンチャーの数百億円規模の
ニュースを毎日見ながら、

得たい未来とのギャップに
打ちのめされていました。

「もし、大学時代に気づいていたら・・・」

と、ありえない空想に逃げたりもしました。

(つづく)

ダメ社員時代の話し(3)

スライド1

こんにちは、今井です。

先週から、私の会社員時代の体験記
を書いております。

第1話:
http://carriageway.jp/blog/2016/07/3145/
第2話:
http://carriageway.jp/blog/2016/07/3148/

・・・

「会社の中に自分の居場所がない」

という気持ちがあったのは、
自分の部署がメインストリームでは
なかったことも大きな要因でした。

会社の本業はシステム開発です。

しかし、研究開発部門にいる私は、
生のプロジェクトを体験できません。

いろんな部署の集まる会議で、
言っていることが分からないことが
良くありました。

言葉の意味は分かるのですが、
イメージができません。

臨場感が湧いてこないのです。

学生時代はプログラミングのアルバイトを
してたので、小さな開発は分かります。

ソフトウェア工学も勉強したので、
プロジェクト運営も概念では分かります。

でも、臨場感が湧いてきません。

大きなシステムを構築している具体的な
イメージがピンと来ないのです。

「今井さん、データ量が大きいんだから、
SQL文一つでやろうとしたらダメですよ。
メモリがいっぱいで止まっちゃいますよ」

なんてことをちょくちょく指摘されました。

習ったことは理論的には合っていても、
現場ではそのままは使えないのです。

打合せでは、的外れなことを言うと
カッコ悪いと思ったので、
黙っていることが多かったです。

現場経験がないというのが
とにかくコンプレックスでした。

でもその時は、上司や先輩に相談するとか、
そう言う事も思いつきませんでした。

分かっているふりをしていました。
平気なふりをしていました。

内心は、

「このままでやって行けるのだろうか」

という不安でいっぱいでした。

(つづく)

ダメ社員時代の話し(2)

スライド1

こんにちは、今井です。

昨日から、私の会社員時代の体験記
を書いております。

私が入社1、2年目の頃は、
まったく何をして良いか分かりません
でした。

言われるがままに作業をしてましたが、
会社の中でどう役に立っているのかを
分かっていませんでした。

自分の部署の位置づけを
理解していなかったからです。

そのうち、同期の社員たちが、
特許を取得したとか、
新しい提案に関わっているとか、
いろんな話を聞くようになりました。

「自分はなにも成果をあげていない」
と、とても焦りました。

今思えば、配属された場所によって、
プロジェクトの進み具合が違う
だけのことでした。

個人の問題ではありません。

でも、当時は焦りまくり、
夜も遅くまで残り、
週末にも会社に来たりしました。

「それでいったいなのをしたの?」

と言われると、答えられません。

休日出勤して半日かけて、
何をしていたのか分からない。

まさに「空回り」でした。

後に、”最終ゴール”から逆算して
仕事をするということに気づきますが、
それは随分先の話しです。

社内の飲み会では、上司が、
「今井は仕事ができるタイプじゃないし」
とぽろっと言った言葉に傷つきました。

本当に焦りました。

なにか成果を出さなければ。

なにか功績を上げなければ。

心の中には、焦燥感が充満していました。

その当時は「意識高い系」という言葉が
ありませんでしたが、
今で言えば、そういうタイプだと思います。

「会社の中に自分の居場所がない」
そんな気持ちでいっぱいでした。

ダメ社員時代の話

スライド1

こんにちは、今井です。
 

前職のIT企業にいたころなので、
15年ほど前の話しです。

シリコンバレー全盛期、
ITブームの頃に入社したものの、
業務内容はイメージとは違っていました。

それもそのはず、IT業界と言っても、
私が入社したのはベンチャーとは程遠い、
地味な請負のシステム開発業です。

先進的な技術や画期的なアイデア
なんて必要ありません。

「ここに売上を入力したら、
合計があっちに表示される」

とかいう仕組みを作るのが、
メインの会社なわけです。

私は研究開発部門に配属されましたが、
実情は現場の技術サポートです。

入社3年目の私は、
会社の中で不自由さを感じていました。

何をするにも稟議が必要だし、
予算がないとなにもできないし、
ほとんどの人はリスク回避だし。

「会社の中にいたら、
好きなことは何もできない」

という気持ちでいっぱいでした。

でも、その考えが間違っていることに、
徐々に気づいて行きました。

好きなことが何でもできて、
他人のモノやお金でビジネスができる
という体験をすることになります。

プロの基準を知っていますか?

スライド1

こんにちは、今井です。

昨日はクラリネットのレッスンでした。

あいかわらず、なかなか上達しません(笑)

コツコツ練習しても伸びないので、
一時期、何がおかしいんだろう??
と思ってました。

で、、、

バイオリニストの宮本笑里さん
のライブを聞きに行った時に、
この謎が解けました!

宮本さんがMCの時に言ったのが、、、

「練習は1日7時間ぐらい」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
という言葉です。

やっぱり!

練習量が足りないだけだ。
以上。

ボクは1日10分とかでした。
42倍の違いです。

というわけで、、、

 

というわけで、、、

理想的な結果を出している人は、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
どのレベルの行動をしているでしょうか?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「やったんですけど、結果が出ないんです」

というのは、たいてい量が少ないだけです。

自分の中の基準が低いだけです。

どこまでやれば結果が出るかを知れば、
かなり結果に近づけますよ。

そこまで行動量を高めるのは
また別の話しですが、、、

まずは基準のセットからです。

やらなくて良い仕事の見分け方

スライド1

 

こんにちは、今井です。

セミナーなどで本を販売するのですが、

「領収書」を忘れることがあります。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

そんな時はどう対応したら良いでしょうか?

・連絡先を聞いて後日郵送する?

・コンビニで領収書の用紙とハンコ
 を買ってきて作成する?

この対応は素晴らしいですが、
1,500円のものに対しては、
労力をかけすぎかも知れません。

ボクがたまにやるのは、
ノートをビリッと破ってボールペンで、

「1,500円受け取りました。今井」と書く
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ことです。

「今井さん、そんなんで良いんですか!」

と言われる方もいるかも知れません。

では、良いかどうかを決めるのは、
誰でしょうか・・・?

それは、、、

 

それは、

調査に入った税務署員
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
です。

税務調査なので、
3年とか5年に1回ぐらいの
話しだと思います。

それに、1,500円ぐらいの金額だと、
「この領収書はホンモノですか?」と、
いちいちチェックしないと思います。

なので、ノートの領収書で問題が
起こったことはありません。

渡すときには、

「税務署の人がダメって言ったら
ちゃんとした領収書を送ります」

と、一言添えておきます。

本当の本当の最終判断は、
経理担当者ではなく、
税理士さんでもなく、
税務署員です。

と言うわけで、、、

やらなくて良い仕事を見分けるには、

「その仕事をやらなかったら、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
最終的にどうなるか?」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
をちゃんとイメージすること
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

がポイントの1つです。

なにも問題がなさそうであれば、
その仕事はきっちりやらなくていいし、

もしかしたら完全にやめても
問題ないかも知れません。

惰性でやってる仕事は、
どんどん減らしましょう!

仕事を減らすには

スライド1

 

こんにちは、今井です。

長時間働いているわりに給料が少ない。
定時に帰れないのに評価が低い。

と言う場合、もしかしたら、、、

必要のない仕事をしているのかも
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
しれません。

言いかえると、、、

「重要な仕事」と「些末な仕事」に、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
同じ労力を使っている、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
のかもしれません。

重要な「2割」の仕事にパワーを使えば、
成果も出やすいし、評価も上がるし、
達成感も感じられます。

例えば、、、

 

 

例えば、、、

ファーストフードのレジでは、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
高額紙幣の時だけ確認作業があります。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「1万円入ります」
などと言っているやつです。

大きな金額の時に間違えたら、
損失が大きいですからね。

逆に言えば、少額の時は気にしない!

それよりスピード優先です。

あなたの場合、
重要な2割の仕事とは何でしょうか?

逆に言えば、しなくてもいい仕事は
ないでしょうか?

明日は、しなくて良い仕事の見極め方
をご紹介しようと思います。

お弁当に髪の毛が・・・

スライド1

こんにちは、今井です。

ある日の午後、、、

10人で同じお弁当を食べていた時、

ある人のものに髪の毛が入っていました。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

その人は、「え~っ、髪の毛だよ~」
と、ブーブー言ってました。

まぁ、嫌ですよね。

でも、その文句が長い(笑)

ずっとブーブー言っていて、
かなり長かったです。

特徴的だったのは、

その人が、入っていた髪の毛を
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
取り除かなかった
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ことです。

さっさと髪の毛を取りのぞいて、
みんなとの会話を楽しめば良いと
思うのですが、、、

その人は、ずっと髪の毛が入ったまま、
それを見ながら、文句を言いながら、
お弁当を食べていました。

みんなからツッコまれてましたよ(笑)

このケースは分かりやすいですが、、、

もしかしたら、人生で似たようなことを
しているかも知れません。

つまり、、、

 

つまり、、、

ちょっと行動すれば解消するのに、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
それをせずに不平不満を言い続ける
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ということです。

すこし時間を取れば済むこと。

ちょっと考えれば解決すること。

一部やり方を変えれば楽になること。

一言お願いすれば済むこと。

そんなことはたくさんあると思います。

でも、文句を言いながら、
不満な状況を続けてしまうことも、
あるかも知れません。

もしかしたら、
不平不満を言っている自分が好きなのかも?

失敗との付き合い方

スライド1

 

こんにちは、今井です。

ボクは起業当時、セミナーに人が来ない
と言う事がたびたびありました。

作った教材が売れないということも。

チームを組んだ人との相性が悪くて、
関係を解消したこともありました。

40万円を突っ込んだ広告で、
回収が3万円ということもありました。

セミナー中に罵倒を浴びせられた
ことも1度ありました。

人に迷惑をかけたことも
たびたびありました。

こんな感じで、、、

ボクは失敗だらけです。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
間違いだらけです。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

はずかしいですが、、、

同じように、

周りの成功している起業家を見ても、

みんな、失敗だらけです。

完璧な人間は見たことがありません。

みんな、失敗を繰り返しながら、
自分を進化させています。

苦手だらけだし、
できないことだらけです。

そんな感じです。

「失敗しない人」を目指すと
動けなくなります。

目指すべきは、、、

 

 

目指すべきは、

「失敗をリカバリしながら進められる人」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
だと思います。

失敗したらプロセスを改善します。

間違えたら訂正して謝ります。

人間は失敗する、というのが前提です。

そっちの方が人間としてカッコ良いし、
目指しやすいですよね。