[集客できる起業家へ]「風林火山」という言葉

集客できる起業家を増やすために

日夜このブログを更新しています。

 

こんにちは、今井です。

 

さて、、、

 

井上靖さんの小説

『風林火山』

を読了しました。

 

武田信玄はいつどうして坊主になったのか、

など、とても人間臭い理由で書かれてあり、

味わい深い小説です。

 


主人公は今川では仕官できず、

武田で活躍した山本勘助という武将です。

 

軍師として目覚ましい働きをします。

 

ストーリーはぜひ小説を読んでいただきたい

と思うのですが、今回は中身ではなく、

 

「風林火山」

 

という四文字の話です。

 

Wikipediaで知ったのですが、

「風林火山」は井上靖さんの造語

です。


1953年に小説新潮で連載するときに、

このタイトルに担当者が首をひねったそうです。

 

そんな言葉はないわけですからね。

 

しかし、1957年に舞台化されるときに、

全国的に知られる言葉になったそうです。

 

へえ。

そんな最近の話なんですね。

 


「風林火山」なんて江戸時代とか昔から

誰でも知っている言葉だと思っていたら、

そうではなかったのですね。

 

それがとても意外でした。

 

 

実は、、、

こういうことはたくさんあります。

 

例えば、サラリーマンが増えてきたのは

大正時代からの話です。

 

それ以前は、農業をしてる人が多かったし、

個人事業主ばかりでした。

 

江戸時代などはサラリーマンと言えば

武士ぐらいです。

 

多くが農民であり、農民はまさに個人事業主でした。

 


「フリーランスや起業家は特別」

と思う人もいるかもしれませんが、

それはここ100年ぐらいの話です。

 

昔はフリーランスのほうが普通でした。

 


あと、母親が大部分の子育てを

担うようになったのは核家族化が

進んでからですよね。

 

これも最近の特別な状況です。

 

今でも親戚や地域全体で子育てを

している社会も世界にはあります。

 


「先祖代々の墓」というのも、

広がったのは明治時代だそうです。

 

今、墓地に行くと、どんどん土地が広げられ

新しいお墓が建てられています。

 

そのうち日本中がお墓だらけになるかも。

 

そういうこともあって、

「お墓は絶対に必要」

と考える人もだんだんと減ってきています。

 

 

というわけで、

伝統だといっても、

「何年前からなのか?」

ということを確認すると、


そこまで古くないことも多いです。

 

大した伝統でないことを知ると、

ちょっと冷静に見られますね。