[集客できる起業家へ]すっぱいぶどうの後日談

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こんにちは、今井です。

 

さて、、、

 

本日はフィクションです。

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ある日、キツネは美味しそうな

ぶどうを見つけた。

 

キツネは食べようと飛びついた。

 

しかし、ぶどうは高いところになっていて、

何度飛びついてもキツネには届かなかった。

 

どうしても届かなくて、

キツネはあきらめた。

 

そして、こう言った。


「ふん。

どうせあのぶどうはすっぱいに違いない。

美味しくないぶどうなんて食べたくない」


と。

 

いわゆる負け惜しみであり、

自己正当化だった。

 


それから25年後。

 

キツネは政治の中枢にいた。


彼の政策の1つが、

「ぶどうの廃絶」だった。

 

新しいぶどうの植樹を禁止し、

毎年一定の割合でぶどうの木を

伐採していった。

 

ぶどう好きな国民はキツネの政策に

強い反感を持っていたが、

誰も彼には逆らえなかった。

 

実はこの25年の間にぶどうは品種改良され

さらに甘くて美味しくなっていた。

 

ぶどうが食べられなくなっていくことに、

国民は嘆き悲しんだ。

 


その頃には、キツネはいくらでもぶどうを

手に入れることができる立場にいたが、

ぶどうを口にすることはなかった。

 

何度も側近がぶどうの美味しさを訴えたが、

彼は聞く耳を持たなかった。

 

「すっぱいぶどうは食べない」


と、首を振るのだった。


(おしまい)

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