利害調整でヘトヘトになる?

スライド1

こんにちは、今井です。

「しがらみが多くて大変・・・」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「利害調整でヘトヘトになる」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
という方も少なくないと思います。

で、、、

「無電柱化」の取り組みがヒントになるかな
と思ったのでご紹介しますね。

国会で「無電柱化促進法」が成立しました。

東京都でも、
「東京都無電柱化推進条例(仮称)」
を策定するそうです。

先進国の中では日本の無電柱化は、
圧倒的に遅れています。

ロンドン100&、パリ100%、ベルリン99%、
香港100%、NY83%、台北95%、ソウル46%、

東京23区7%。

という感じ。

こう書くと、

「どうして日本は~~」

みたいに言う方もいるのですが、
そこは歴史的経緯があります。

しかも関係者が多いので、
なかなか進みませんでした。

でも、ようやく動き出しましたね。

なぜ、電柱を無くした方が良いのか?

1つは「景観」のため。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
富士山とかスカイツリーとか、
電線があると景観価値が激減します。

もう1つは「安全」のため。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
地震が起こった時に電柱が倒れると
被害が拡大します。

どちらの理由が役所を動かせるか?

というと、、、

やっぱり

「安全」
 ̄ ̄ ̄
ですよね。

大企業や役所は理屈で動きます。

正当な理由があれば動きやすいわけです。

予算も正当化されます。

ただ、多くの人を巻き込むには、
「景観」
も大事ですよね。

いわゆる、

「ニーズ」と「ウォンツ」

の両方を満たして、
関係者全員が納得して、
動きやすくしてあげるのが大事ですよね。

今回の場合、

ニーズ:安全
ウォンツ:景観

です。

あと、、、

誰かを悪者にしない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
というのも大事だと思います。

「批判」で動かすのはパワフルだけど
長期的には良いことないですからね。

なので、めんどくさがらずに、
粘り強く対話する必要があります。

それぞれの立場や利害を理解し、
リーダーが意見の集約・整理をして、
解決策を皆で考えるわけです。

根本的には、、、

そこまでしても「やりたい!」という
想いが必要なんですよね。