こんにちは、今井です。
昨日はドバイのゴールドスークに母親を
連れて行ってあげました。
値段交渉が大変だけど面白かったです。
さて、、、
本日はフィクションです。
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ある日、疲れた旅人が、
荷物を置いて木陰に座りました。
大きな木の根元には、
不格好な草が生えていました。
気負うことなく自然に生えている草に、
旅人は興味を惹かれました。
「おい、草よ。
お前はどうしてそんなところに
一人でいるのだ。
バラのように美しい花を咲かせ、
生き物たちの目を引こうとは思わないのか?
イチゴのように甘い実をつけ、
生い物たちの舌を唸らせようとは
しないのか?
ラベンダーのように香りを漂わせ、
生き物たちを酔わせようとはしないのか?」
うたた寝をしていた草は目を覚まし、
旅人にこう言いました。
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「心をすり減らした哀れな旅人よ。
私は、お前たちのために酸素を
作っているのだ。
それで十分ではないか」
草はそう言って、また寝てしまいました。
水を一口飲んでから、
旅人も木陰で横になりました。
そして、少し幸せな気分になって、
また旅をつづけました。
(おしまい)