女性のキャリア

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こんにちは、今井です。

女性のキャリアについて、
特に仕事をバリバリしたい方のキャリアに
ついて考えることがありました。

女性の大きな特徴は出産ができる事です。

これは特権でもあり、仕事をバリバリしたい
人にとっては足かせにもなります。

現在の会社の仕組みだと、
育児休暇を取り、その後も短時間勤務で、
バリバリと面白い仕事ができる感じでは
ありません。

キャリアというのは
自分の一生の問題なのに、
人生で非常に重要なことなのに、

子供を産むからあきらめる、
ということになりがちです。

人生が決まってしまうって、
男のボクから見ても恐ろしいです。。。

一方で、、、

経営者として人を雇う立場であれば、
休むかもしれない人にキーとなる
ポジションを任せるのは怖いです。

怖い怖い。

怖くて任せられません。

いつ「休む」と言いだすか、
心配で寝られません。。。

そういう話しをワイワイしていた時に、
アメリカとかはどうなの?

という疑問が湧きました。

男性が分担することによって、
ちゃんと成り立ってるんじゃないの?
出来るんじゃないの?

という疑問です。

海外をよく知る人が言うには、

日本との違いは、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
女性に求めるレベルの違い
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

とのこと。

・育児も家事も完璧!
・仕事もしっかりして!
・綺麗な服を来て!
・お化粧もバッチリ!

これが日本では求められている基準
なのかも知れません。

自然とそうなってるかも。。。

こりゃしんどいですね。

適当を許容することが必要
かもしれませんん。

ノー化粧デーとかから
始めても良いかも。(ダメかも)

吉田沙保里、銀メダルで「ごめんなさい」

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こんにちは、今井です。

オリンピック・女子レスリングの
日本の金メダルラッシュの報道が
たくさんありました。

満を持して53kg級の吉田沙保里選手が登場、
この勢いで4連覇なるか?

という中で、決勝で負けて銀メダル。

インタビューでは大泣きで、
「ごめんなさい」
という言葉が何度も出ました。

相当なプレッシャーだったと思います。

背負い込んでしまったというか。。。

見ていて身につまされました。

ボクも失敗するときは、
こんな感じで「深刻」だったなと
振り返って思います。

「銀メダルで終わってしまって申し訳ない」

→世界2位ですから、すごいです。
 謝る必要ないと思います。

「金メダルを取らないといけないところ
だったのに、ごめんなさい」

→1番を目指すのは素晴らしいですけど、
 義務ではないです。

「取り返しのつかないことに
なってしまって…」

→いやいや、まだまだ人生は続きます。
 いくらでも取りかえせますよ!

最後の言葉は、ソチオリンピックの時の
浅田真央さんと同じですね。

一度引退した浅田真央さんも、
今では笑顔でCMに出てたりします。

ソチはまだ2年前の話しですが、
誰がメダルを取ったとか、
はっきり記憶している人は、
そんなに居ないかも知れません。

人にどう思われるか考えずに、
義務感をしょい込まずに、
1度きりの人生を楽しみましょう!

お客様は何人必要か?

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こんにちは、今井です。

ビジネスが成り立つには、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
お客様は何人必要でしょうか?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

もちろん業種や単価に寄りますが、
言えることは、

「思ったより少ない」

と言う事です。

例えば、、、

1,000人の得意客が毎年10万円ずつ
使ってくれれば【1億円】の売上です。

もう少し減らして【300人】でも、
毎年【3千万円】 の売上です。

1人ビジネスであれば、
もう十分すぎるほとです。

その得意客の方々と10年、20年の
長いお付き合いができれば
ビジネスは安泰ではないでしょうか。

そのためには、、、

 

 

そのためには、、、

10年付き合うとしたら、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今、目の前の人にどう接するだろうか?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
と考えることが大切です。

短期的な利益だけを考えてしまうと、
お客様はどんどんいなくなります。

また新規集客が必要になってしまいます。

多くの人が求める「安定」は、
与え続けることの先にあります。

与えるというのは気分が良いし、
新規集客より精神的にもラクですよ。

今井の仕事

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こんにちは、今井です。

起業で成功するには、
どうすれば良いでしょうか?

今の時代は、なんでも情報があります。

ネットで検索すればビジネスの情報も
どんどん出てきます。

いろんな分野の起業の方法も、
調べればすぐに分かります。

その情報を使えば資金調達も可能でしょう。

ただ、本当に起業するのは一握りです。

大きな理由の1つは、、、

自分に出来る気がしない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
というものです。

なので、ボクの仕事は、、、

 

 

ボクの仕事は、、、

「私にもできそう!」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
と思ってもらう事だったりします。

いくらネットに転がっていることを
お伝えしても「できる気がしない」
のでは結果につながりませんからね。

それを常に意識しております。

ちなみに、、、

ボクの塾に来ている方は、

・メルマガなんて私には早い
・安い値段でしか売るのが怖い
・Facebookの投稿すらできない
・etc.

という方も多かったのですが、
今は9割以上の人がメルマガなどの
情報発信をされています。

2年間できなかったセミナーを開催したり、
30万円の商品が売れたり、
1,000万円以上を稼いでいる人もいます。

「やって良いんですね、今井さん」
「そうですよ、やりましょうよ」

という感じです。

SMAP解散で考えた事

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こんにちは、今井です。

SMAPが年内で解散ですね。

「お金」も「名声」も十分な人たちが、
その地位を捨てて解散です。

この報道を見ていて、
幸せについて考えました。

幸せになるために、
ものすごく重要なのは、

やっぱり、、、

 

 

やっぱり、、、

仲間
 ̄ ̄
なのかなと思いました。

広く言えば人間関係です。

お金も幸せには必要ですが、
本質的には人間関係の問題だと思います。

周りの目を気にして、良い服を買ったり、
良い家に住んだり、学歴を求めたり、
それでお金が必要になるわけです。

周りに自分を認めてくれる仲間がいて、
そのままの自分でもOKであれば、
必要なお金も多くないはず。

最後は仲間だと思います。

お金はそういう人間関係から
だんだんと流れて来ます。

ダメ社員時代の話し(最終回)

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こんにちは、今井です。

私の会社員時代の体験記ですが、
今回で最終回となります!

第1話:
http://carriageway.jp/blog/2016/07/3145/
第2話:
http://carriageway.jp/blog/2016/07/3148/
第3話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3152/
第4話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3155/
第5話:
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第6話:
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第7話:
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第8話:
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第9話:
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第10話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3176/
第11話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3180/
第12話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3183/
第13話:
http://carriageway.jp/blog/2016/08/3189/

今回は14話目、最終回です。

・・・

客先でのシステム開発プロジェクトに入り、
ボロボロになりながらも、何とか最後まで
乗り切ることができました。

まったく分からないところからでしたが、

一度恥をかいたんだから、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
見栄を張ってもしかたがない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
という気持ちでやりました。

逆に言えば、

どうせ恥をかくのであれば、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
このプロジェクトで全部やろう
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
と思いました(笑)

それが功を奏したのか、
それ以降の案件の打合せでは、
言っていることが分かるようになりました。

まるでベテランのように
打合せに参加できるのです!

それまでは、
「自分は開発をしたことがない」
という劣等感を感じていましたが、

いつの間にか、
商品開発、営業、システム開発と、
一連の経験を積むことができました。

最初は自分の境遇を嘆いていましたが、
そこにいたおかげで、素晴らしい経験を
させてもらったわけです。

どうでもいい話ですが、

このプロジェクトの時から、
急に花粉症になりました。。。

あと、、、

ひどい便秘でした。

それぐらいものすごいストレスでした。

あまりにひどいので、休憩時間に薬局に
浣腸を買いに行ったことを覚えています。

よく分からなくて20mlのやつを買ったら、
店員さんの表情が神妙です。

意を決したように、
「これ、子供用ですが良いですか?」
と聞いてきました。

私は動揺して
「は、はい、大丈夫です」
と、声が上ずってしまいました(笑)

苦しくて大変なプロジェクトでしたが、
今では笑い話として話せます。

いくつもの良い思い出が蘇って来ます。

今でもありがたかったなと、
思い出す出来事があります。

ある打合せの時に、
別チームのリーダーさんが、

「新しいプロジェクトに入って、
最初から分かるわけがない」

と言ってくれたことです。

別の話題で出てきた言葉なのですが、
暗に私への労いのメッセージでした。

訳が分からなくて恥をかかないように
必死だった私は、打合せ中に本当に
泣きそうになりました。

ソフトハウスのSEさんと飲みに行った時も、
こんなことを言ってもらいました。

「ずっと下請けで働いてますが、
どんなリーダーも最初は新人ですよ。

新人だった人が、いつの間にかリーダー
らしいことを言うようになるんですよ」

と。

今思い出しても、目頭が熱くなります。

いろんな人に育ててもらったなと、
感謝の想いが湧いてきます。

それからしばらくして、
私は会社を辞めることになります。

新規事業プロジェクトで自信をつけたので、
起業してもうまく行くだろうと
思っていたのですが、、、

もうこれが!
うまく行かないことの連続でした。

起業時代の話しはセミナーなど、
いろんなところでしていますので、
このお話はここで終了といたします。

最後までお付き合い、
ありがとうございました。

(完)

ダメ社員時代の話し(13)

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こんにちは、今井です。

このところ、私の会社員時代の体験記
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第1話:
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今回は13話目です。

・・・

商品を初受注して喜びもつかの間、
地獄の日々が始まりました。

ただ売るだけではなく、
客先でのシステム開発に入ることに
なってしまったのです。

理想のビジネスモデルとしては、
パッケージ商品の売り切りで、
利益率は高いし保守費ももらえるしと、
ウハウハなことを考えていました。

しかし、最初から完璧な商品はできません。

作った関係者がシステム開発に入らないと、
何も分からないという状況でした。

私はその部分のチームリーダーとして
プロジェクトに入ることになりました。

システム開発未経験で、
いきなりリーダーです。

新人で学びながらなら良いのですが、
いきなりリーダーはキツかったです。

ここでもまた、

「変なことを言ってはいけない」
「バカにされてはいけない」

という気持ちが強くなって、
相当のストレスでした。

しかし、早い段階で、

「今井くんは素人なんだね」

ということがバレてしまいました。

それで吹っ切れました。

納期は短いし予算は限られているし、
カッコつけている場合ではありません。

一度恥をかいたので、あと何度でも
同じだと割り切れました。

「そんなことも知らないのか」
という反応も気にせず、
いろんなチームの人に教えてもらいながら、
なんとか毎日やりくりしてました。

SEが足りない、来なくなる、
試験用マシンが足りない、
根本的バグが見つかった、
完全にスケジュールが押している、
予算が足りない、
毎日終電、
メンバーがとことん疲弊している、
チームリーダーどうしの仲が悪い、
etc.

本当にシステム開発の現場は悲惨です。

現場への通勤時間は2時間で、
まさに体力の限界でした。

一番の苦しみは、
問題が収束しないということでした。

毎日のようにトラブルが発生します。

課題管理表の項目が増えて行って、
なかなか減りませんでした。

とにかく1つずつ問題をつぶす、
という日々を耐えていました。

失敗を恐れている時間も、
恥をかきたくないと躊躇する時間も
ありませんでした。

それが私の成長にとっては
良かったのかもしれません。

計画を大幅にオーバーして、
ようやく最終のテストにまで
たどり着きました。

(つづく)

ダメ社員時代の話し(12)

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こんにちは、今井です。

このところ、私の会社員時代の体験記
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第1話:
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第10話:
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今回は12話目です。

・・・

新規事業を始めて2年以上売上を
上げることができずにいました。

「あの案件は失注しました」
とメーリングリストに報告する日々が
続いていました。

お金ばかりかかって、
なにも成果を出せていないので、
肩身の狭い思いでした。

「ハハハ、今井のプロジェクトは
成功すんのかね?」

という反応の人がいて、
今に見てろよ!という気持ちでした。

・・・

その時も、ある案件の提案書作りで、
営業の部署と一緒に終電近くまで
作業をしていました。

最終チェックで、営業の部長さんが
1枚1枚資料を見てくれていました。

すごく柔らかなジェントルな人で、
それでも、おかしな部分の指摘はしっかりと
してくれるので心強かったです。

見終わって最後に、

「良い提案書だよね」

と言ってくれました。

結果はまた失注だったのですが、
この言葉が本当に嬉しくて、
自分の中で宝物になりました。

自分でも良い提案内容だと思っていて、
「これで失注なら仕方ない」
と、とてもすっきりした気分でした。

今回もまた、
「あの案件は失注しました」
と報告メールを投げました。

・・・

開発と営業の日々が続いたのですが、
まったく新しい感触の案件が来ました。

お客様と話していて、今までとは
まったく雰囲気が違います。

導入する前提で会話が進んで行くのです。

なぜだか分かりませんが、、、

提案に自信がついて、
開発も進んで商品に自信がついて、

このタイミングでドンピシャの案件が
飛びこんできたのです。

本当に不思議です。
でも、そんなものなのかも知れません。

そして話が進んで数か月後に、
提案書を出すことになりました。

また2週間ぐらいは終電です。

提案書を書いて、決裁権者を集めて
「受注判定会議」
をまずは部署内で行います。

提案内容や見積額をチェックして、
承認してもらいます。

この数年で、何度もやった手続きです。

それを営業担当の部署に回して、
そちらで全体の提案を合わせて
取締役レベルで承認をもらいます。

こうして、お客様に提案書が
届けられます。

そして1週間ほどして、
お客様からの回答が来ました。

初の受注でした。

数年間やってきたことが、
実を結んだ瞬間でした。

諦めずに、踏ん張って、粘って、
やり続ければ結果が出るんだと、
実感することができました。

そして、部署のメーリングリストに、

「あの案件は受注しました」

と報告することができました。

場の雰囲気が変わりました。

その時から、私をバカにする発言は
なくなりました。

そして、2年越しに提案し続けてきた
別の案件も受注が決まりました。

その年、表彰されることになり、
事業部長から直々に賞状を受けとりました。

後にも先にも、ボーナス評価でA評価を
もらったのはこの時だけでした。

この数年間支えてくれた協力会社の方々を
お寿司屋さんに連れて行きました。

「あのときマシンルームで、
時間がかかっても頑張ろうって、
言ってましたもんね」

と、数年間の苦労をねぎらい合いました。

ただ、これは地獄の日々の
スタートだったのです。

(つづく)

ダメ社員時代の話し(11)

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こんにちは、今井です。

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第5話:
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第6話:
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第7話:
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第8話:
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第9話:
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第10話:
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今回は11話目です。

・・・

前職で新規事業のリーダーをさせてもらって、
3つの大きな学びを得ました。

1つは、「自分で決める」と言うこと。

それから、「客観的に見る」と言うこと。

3つ目は、「何でもできる」と言うことです。

それまで私は、会社は不自由な場所で、
好きなことはできないと思っていました。

上司が決めて、それに従うだけ。

自分の都合で予定が決められない。

一社員ができることはほとんどない。

と思っていたのです。

しかし、プロジェクトを通じて、
案外できることが多いことに気づきました。

実は社内外にリソースが余っているのです!

開発や実験に必要なマシンを買うには、
とんでもない額が必要です。

なんと!
それが社内に余っていたりします。

社内人脈をたどって、
数か月だけ借りることができました。

また、ハードベンダーさんが、
数億円する設備を貸してくれたりしました。

ソフトベンダーさんも、新入社員を無料で
派遣してくれたりしました。

もちろん、こちらで教育してくれという
意味もありますが、それでもマンパワー
としては助かります。

また、セミナーを開催して、
ベンダーさんの営業費用でダイレクトメール
を出してもらったりしました。

開催場所は会社のホールが使えました。

開発の知識、営業の知識は、
ソフトハウスの方々や営業さんが
教えてくれました。

技術的なことは、ベンダーさんが
資料を送ってくれました。

そしてお金なのですが、
上司が予算を取ってきてくれます。

新規事業に予算がおりる制度もあり、
申請して何度か追加予算も確保しました。

年度末には、どこかの部署の予算が余る、
という事も覚えました。

3月上旬は、虎視眈々と「予算が余った」
というメールが来るのを待ちました(笑)

周りのリソースを借りれば、
けっこう好きなことができるんだと、
つくづく実感しました。

やりたいことをやるだけのリソースは、
すでに世界にはそろっています。

自分が持っているものは少なくても、
人に助けてもらえば良いし、
人は助けたいと思ってくれています。

多くの人が、

「売れると良いですね」

と応援してくれました。

これに気づけたことは、
独立してからもかなり役に立ちました。

こうして多くの人に助けてもらいながらも、
失注、失注の連続であることには
変わりありませんでした。

部署のメーリングリストに、
「あの案件は失注しました」
と報告する日々が続いていました。

しかし、ある時、転機が訪れました。

(つづく)

ダメ社員時代の話し(10)

スライド1

こんにちは、今井です。

このところ、私の会社員時代の体験記
を書いております。

第1話:
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第3話:
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第5話:
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第7話:
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第8話:
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第9話:
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今回は10話目です。

・・・

どんなに失敗しても、最悪のケースは

「部長に怒られることだけ」

と気づき、新規事業にビビらずに
やれるようになってきました。

この頃、特に良い経験をさせてもらった
と思う事が3つあります。

1つは、「自分で決める」と言う事です。

平社員の私が担ったのは小さなチームです。

それでもリーダーには変わりありません。

いろんな事を決める必要があります。

「あれはどうしますか?」
「いつにしますか?」
「A案とB案はどちらにしますか?」

などなど、メンバーが最終判断を
求めて来ます。

上司や先輩たちに相談しても、
「それは、リーダーが決めることでしょ」
と、言うだけ。

しかたないので、恐る恐るいろんな判断を
するようになりました。

面白いもので、

どっちに決めても大した問題が起きない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ということに気づきました。

謝った判断とか、取り返しのつかない決断
みたいなものはありせん。

「どっちでも良いから誰か決めて」
と言うだけのことなのです。

もちろん、予算や人に関わることは、
上司の判断が必要です。

でも、上司がOKするであろうポイントが
だんだんと分かって来ました。

最後は、出先の打合せで決めてしまって、
上司には事後報告ということがほとんどに
なって来ました。

上司も忙しくてオフィスにいないので、

「判子を押しときますね」

と、携帯で連絡して、
机から上司の日付印を取り出して、
稟議書類に押印していました。

問題は起こりませんでした。

決めることに慣れたら、
仕事のスピードが加速しました。

2つ目は、「客観的に見る」と言う事です。

上司とチームメンバーとの板挟みになって、
両方の気持ちがリアルタイムで実感できた
ことは貴重な体験でした。

急に上司からメールが来て、

「ええ~っ!今、それを言うか」

と、不平の返事を書こうと思った時、

ふと、メンバーから同じ反応をされた
ことに気づいたりしました。

「あの時は、全体の状況からしたら、
しかたなかったよな。

メンバーも自分の担当だけじゃなくて、
チーム全体を見てくれたらいいのに。

そっか、上司もなんかあったのかな」

と言う風に考えられるようになりました。

上からも下からもいろいろ言われて、
それぞれの気持ちが理解できました。

物事を決めつけず、鵜呑みにせず、
相手の立場だったらどうだろう?と、
客観的に見れるようになりました。

いちいちイライラしたりする事が、
どんどん減って来ました。

長くなったので、3つ目は次回に。

(つづく)